岩手盲学校は家から徒歩15分から20分の徒歩通学の距離にある。
父は☆を盲学校に入れるのに猛反対した。
理由は 簡単明瞭 かっこわるい だ
母は悩んで数回盲学校見学にいった
当時の盲学校は全盲が多く、☆のように少しでも見えれば全盲生の補佐に回る、それが悪いとは思わないけれど、☆には自由にのびのびと生きてほしいと願い普通学校に入れたいと思った、そうだ。
父と母の思いはどうあれ☆は学区の小学校に入ることになった
両親は教師である
盲学校が悪いとは全く思っていない
が
父は「我が家から盲学校へかよう子供を他の人に見せたくない」
娘が盲学校へ通っているとは言いたくない
純粋にそれだけだ
我が家は内も外も立派でなくてはならないのだ
昔はそういう考えの人がたくさんいた
立派な人間でありたい父に取って☆は悩みしかもたらさない存在であった