本来のカテゴリーは「仙人」ですが 自転車から外せないので
訳あって結婚なんてしてしまって
新居は龍ヶ崎というところ
常磐線佐貫の駅を降りると ニュータウンの道路が・・・
それはそれはまっすぐ ドーッと続いていました
第一次募集くらいの時でニュータウンにはほとんど人がいない
つまり道路はしっかり人がいないと言う理想の静けさ&歩きやすさなのです
家は突き当りからさらに農道を先へ進んだところにありました
駅から4キロほどでしょうか
最初のころは50ccのバイクに二人乗りでした
二人乗りがいけないなどは知りません
だって、 もともと免許が取れないのですから知る必要がありません。
あっという間につかまりました。
「3000円も罰金取られた、とか言ってましたっけ。
その後すぐに自転車を持ってきました
小型の足のつくやつ
星;自転車は乗っちゃいけないから
仙人;いいか悪いかは自分が見ればわかる
星は自転車に乗れる
何年たったって ちょっと乗れば思い出す
しかし、そういう問題じゃない
仙人;判断は自分がする
仙人;大丈夫だ
ソリャ 運転はできますよ
自転車大好きですよ
でも、そういう問題じゃない
仙人;自分の判断に間違いはない
仙人の祖母は全盲だった。
盲人のことはよくわかっていると自称している
耳たこほど繰り返される
たしかそのおばあさま仙人が5・6才の時に亡くなっているはず
「祖母が盲目だった」と言うことが仙人の強みらしい
翌日から自転車の通勤が始まった
ニュータウンはまだまだ人が少なく 道路だけが立派で
歩道はわが自転車のために存在した。
駅の近くは人が増え(当たり前)
5メートルも先の自転車を見つけて
ワッ ぶつかる と急ブレーキをかけ滑ってひっくり返る ピエロの真似事以外は何事も起こらなかった
どんどん運転がうまくなった
佐貫の駅前って当時広い砂利地帯だった
何度も砂利につまずいて滑って前方に焦って 擦り傷が耐えなかった
そのような微々たること3千円の罰金に比べたらどうでも良いことだ
バイク免許の更新=50ccからの格上げは「面倒」だと即効却下された
車にひかれてさよならも近いかも知れない、と思ったし
授業中も救急車の音が気になってくれた母の思いが暖かい
仙人は「世の中に必要のない☆の存在」を消しさる使命でも抱えて現れたヒーローなのだろうか
星は 「仙人の所にいる」ことは諦めても 「生きること」 を諦めていない