3K ゴキブリ5 夜中のガス警報2

今年も真夜中のガス警報で起きる

面倒でも確認はしないといけない

やはり床から肌色

ああ、パジャマの上だけ着てた

でも 背伸びなんだよね

キモチワルイ

 

ガスの警報器はボタンを押せば止まるのに

なぜか覚えない

 

猫がいないので安心しておけると

ブラックキャップ なるモノを置いてみた

 

嘘みたいに、ゴキヴリが消えた

期待以上の商品だ

 

 

ゴキブリ1  https://emie.world/%e9%97%87%e6%98%9f/153

ゴキブリ2  https://emie.world/%e9%97%87%e6%98%9f/157

ゴキブリ3  https://emie.world/%e9%97%87%e6%98%9f/159

ゴキブリ4  https://emie.world/%e4%bb%99%e4%ba%ba%e7%89%a9%e8%aa%9e/504

 

 

 

 

 

 

3K ゴキブリ4 夜中のガス警報1

真夜中
ガス警報で飛び起きる

ああ、ご近所さん起きなきゃいいな
そう思いながら
仕方が無いから台所へ行く

床近くのガス警報器から
遙か上にあるコンセントに
肌色の塊が一本

服を着ろ

 

 

ゴキブリ1  https://emie.world/%e9%97%87%e6%98%9f/153

ゴキブリ2  https://emie.world/%e9%97%87%e6%98%9f/157

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仙人物語15 スイカ2 悟りは一生もの

仙人がまだ仙人のタマゴだった小学生のころ

世の中にサッカーは普及していない
一般家庭に冷蔵庫は存在しない
スイカは○のまま水道で冷やすか井戸や池などに浮かべて冷やす

仙人は学校から帰ってヒマ
部屋の中にまあるい大きなボールを見つけた

「なんて大きいボールなんだろう」

「緑でしまもようがあってとてもきれいだ」

「おもい」

仙人、そっとける
そのものはゴロゴロ音をたてて転がって止まる

「わー、おもしろい」

もっと強く蹴る

ゴロゴロゴロ・・

仙人追いかけて思いっきりける

ゴロゴロゴロゴロ ドカンバシャンベチャ

ボールはわれて中から赤いお水がとんだ

「あっ、中は赤い!」

大きな音に驚いた母親は唖然と立ち尽くす

冷やしていないスイカは大変まずく
割れてしまったから、と 大量に食べされられて

仙人はたくさんの悟りををひらく
スイカまずい、
特にぬるいのは大変まずい
真ん中だけ甘くてとてもおいしい 
種をクチに含んで飛ばすのはとても楽しい
蹴ってはいけない

 

 

仙人は大人になっても悟りは揺るがない

仙人は スイカの真ん中しかおいしく食べない
仰木型の大部分は種を飛ばすためにある
もちろんよそ宅では一切れおいしそうにいただく、それは礼儀だからだ

仙人はまあるいスイカはとても好きでお土産にいただくとお池に浮かべて満足する

ぷかぷかスイカを眺めていつまでも切らない
一週間もぷかぷか浮かぶスイカを眺めてはほくそ笑む
所在不明と判断されたスイカは何処ぞの家に持って行かれ謎の落とし物として胃袋に入る 
仙人はたのしい 
世のために役に立った

 

仙人物語14 スイカ2 こころの声は聞こえないふりが平和

雹被害のスイカをいただいてから何年も過ぎた頃

仙人を訪ねてきた人が 抱えるのが大変な程のスイカをお土産にくださった

仙人は満面の笑顔でいただく
スイカの姿は大好きなのだ

うちの敷地に=私は見たことがない=水神様がまつられていてその先=隣の家の敷地内=に水場がある
共同で使っていいそうだが我が家は掃除をしないのでなんとなく=私は=使いすらい

仙人はビールなどを冷やすのに使っている

仙人はお客さんと一緒にスイカを抱えて水場に浮かせてきた
お客様は素敵な冷やし方だと喜んで帰って行った

一週間後

よく冷えたスイカは誰かのおなかに収まったのだろう

スイカが無くなった時は無言であるが
仙人は時々言う

人は無意識が行動に出る
「つもり」がなくても心の奥で願ったことが行動に出る

仙人様は そういった凡人が犯すような不用意な行動は卒業澄み出そうだから

誰かがスイカを持って行くのを願ったわけがない

一週間が長すぎただけだ
・・・あはは・・・
実に楽しそうに笑う

仙人の心の声が叫んでいる
   スイカは嫌いだ
ついでに幻聴が響く
   ほかのお土産が良かった
   ケーキとか
   羊羹とか、
   どら焼きとか・・・

私は心理学の悟りなど開いていないから
「聞こえてない」 あが正しい選択である

仙人物語13 スイカ1

長野県に引っ越してまもなくの頃
雹が降った

5センチもある氷の塊があらゆる物をたたき割る

雹が降った翌日ご近所の方が来た
「家族何人?」
「5人です」
じゃあいつつ」
それだけ言ってドデカイすいかを5個置いていった
慌てて外に出ると軽トラの荷台はスイカの山

出荷前日の雹被害だと後で知った

仙人はスイカが嫌いである

切るのは大好きだ

きれいに切って先っちょだけパクリ
「おいしいスイカだ」

種を飛ばすのを好きだ

庭で食べるスイカは楽しそうだ

でも 基本的に た べ な い

 

小学生3人と私で一週間スイカ三昧である

スイカさんって水太りなのね
ジュースにしたら余計に増えた感じ

仙人を除いて  「飽きた」
仙人は     見飽きた

仙人物語12 背筋が凍る 包丁のクリームはおいしいですか

子供が小さかった頃は時々ホールケーキを作った

生クリームは本物生の方が手に負担が少なく角が立つので手に入れば高くても生にする

レモンケーキなど玉子の黄身&メレンゲ&生クリームで手が死にそうに悲鳴を上げるが頑張る

子供がいるってすごいパワーだな、と思う

 

できあがった生クリームたっぷりのケーキはテーブルに運ばれ〈ケーキを〉拝んでからカットする

 

仙人はカットするのが好きだ

包丁を持ちどうカットするかじっくり考えて

結構きれいに切る

 

包丁は生クリームで飾られる

 

当たり前のようになめ取る

 

そう 当たり前に包丁を舌でなめる

 

うそ!

 

仙人はオマケの生クリームをいただいて満足のようだ

 

思い出す度背筋が凍る

 

仙人物語11 メッチャこだわる 食2全員同じケーキにしよう

人徳者の仙人は時々お土産をいただく

カップケーキが五種類五つ

長男6才と4才の双子女児 仙人 私
権力順か早い者勝ちか好きなのを選ぶ

仙人は言う 一口ずつ頂戴
誰も逆らわない
スプーンで子供のカップから取る
一人が なくなる と 泣く
仙人は そんなことない と反論

全種類食べたいからって 子供から取るか?
  ふ つ う

私はそんなに食べたいならどうぞと仙人に贈呈する

仙人は そんなつもりじゃないとあわてる
お父さんのもあげるから・・・

   いらん

権力のある子供は手がつけられない

仙人物語10 めっちゃこだわる 食1お坊ちゃまのおやつ 

仙人はおやつ抜きでは生きられない

 

仙人は毎日欠かさずおやつを所望する

駄菓子を食べる人の気が知れない とつぶやく
お菓子とは ふわふわしたモノか和菓子 と定義を定める

稼ぎなどという俗語はおやつの観念にはい

全員一緒に食べないと文句を言うので人数分毎日ふわふわか和菓子

おやつは別腹〈別会計〉

そんな訳あるか! 

凡人であろう私は現状に嘆く

駄菓子だっておいしいし 
エンゲル係数50%を優に超えている現状が痛い

 

仙人は言う 心が狭い と

仙人物語9 仙人は人徳持ち 4夜のお散歩は重い

仙人は千里眼で道ばたに目を光らせる

電気屋の駐車場にきれいで大きな冷蔵庫を発見
店に入ってもらってくる
社長さんが2台あるうちの新しくてきれいなのをくれた、

と、仙人は笑顔である

精神を殺し笑顔で
「良かったね」

世間体があるのか 大物はいつも夜中に運ぶ
仙人なら一人でなんとかすれば良いのに
私は つぶやきもしない

新しいものなんてどうせ買ってもらえない
冷蔵庫がないと毎日の買い物が半端なく負担になる

だから 
ホント 良かった ネ

背丈160センチの冷蔵庫 重かった

6年間使った

 

人徳持ちの仙人

次の冷蔵庫も誰かの買い換え時に

「まだ使える」と運送込みでもらってきた

 

人徳より好みを優先したいのは贅沢で傲慢だと言う

仙人物語8 仙人は人徳持ち 3 お下がり 

「もったいない」の一言が
物乞いを美化する

「モノにも命がある」
「捨てるのはもったいない」

その一言で 知り合いはゴミを持ってくる
宅配便で何箱も送ってくる

衣類のお下がりは5人家族で年収150万にはありがたいよ、
子供服なんてあっという間にサイズアウトだから

でもね、他人の好みばかりでは悲しい

それに、婦人用ショーツまでお下がりはねぇ

キモチワルイ

ああ、 仙人は気高くていらっしゃるから
お下がりのブリーフも喜ぶ
・・・買わずにすむ、と