☆の視点で父の話をしよう 3

成績だけが魅力じゃない

 

塾には非常に成績の悪い生徒もいた

父はそういう生徒にも好かれる

 

父は言う 性格の素直な生徒は成績など関係無くカワイイ

素直な生徒は伸びる

 

生徒Aは代々農家で中卒で農家を次ぐのが当たり前だった

それが中学校に入ったら高校に行きたいと言い始めた

学問など無縁でいいと思っていたから成績は下の下

父は生徒Aの素直さと熱心さと明るさに惹かれて手をかけた

最初から農業高校希望だったので余裕で合格したらしい

☆はこの生徒Aを覚えている

小学生だった☆にいつも とびっきりの笑顔で話しかけてくれた

 

☆は人の顔は区別が難しい

背の高さとか 声や肌の色 そんなので区別しているから顔を覚えない

何百人通り過ぎていった生徒たちの中でたった一人の笑顔を覚えている

 

ちなみに、☆は道路ですれ違った父に気がつくことはない。

父は必要があったり気分が良いと

「☆、お父さんだよ」と声がけしてくれる

成人してからも変わらない

 

で、父は必要がなければ声をかけない

なのに あとから☆の行動に苦言を呈する

☆は圧倒的不利に唇をかむ

父への文句は地雷である

 

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