仙人は千里眼で道ばたに目を光らせる
電気屋の駐車場にきれいで大きな冷蔵庫を発見
店に入ってもらってくる
社長さんが2台あるうちの新しくてきれいなのをくれた、
と、仙人は笑顔である
精神を殺し笑顔で
「良かったね」
世間体があるのか 大物はいつも夜中に運ぶ
仙人なら一人でなんとかすれば良いのに
私は つぶやきもしない
新しいものなんてどうせ買ってもらえない
冷蔵庫がないと毎日の買い物が半端なく負担になる
だから
ホント 良かった ネ
背丈160センチの冷蔵庫 重かった
6年間使った
人徳持ちの仙人
次の冷蔵庫も誰かの買い換え時に
「まだ使える」と運送込みでもらってきた
人徳より好みを優先したいのは贅沢で傲慢だと言う