幼少の頃、我が家に住み込みのお手伝いさんがいた
サコちゃんと呼ばれていた
その「サコちゃん
時々 通りがかりに私をつねった
夜中に いきなりつねられたことも数回ある
寝込みを襲われいきなり泣き出し 訴えても
本人は「していません」というと大人はそっちを信用する
「子供」ではない ☆という「イキモノ」を信用してもらえない
つねられるのは☆だけで
夢だろう、とか 被害妄想だとか言われた
「姉はもう、大きいからやられないのだ」と思っていたが
きっと そうではなかったのだろう
人は妥協値を超えると鬱憤晴らしをしたくなる
憎むに値する存在で弱いものが近くにいれば迷うことなく的にする
自分の立場が優位に利用できて
正当性を主張して当たり前に通る存在
それが☆だった
ただそれだけかも知れない
だとしても
鬱憤晴らしの的にされた方は鬱憤ぷんである