星の下に生まれる、って

 

まちがった星の下に生まれたにちがいない

 

星の下に生まれるってなんなの?

人は皆輝いている、とか

恒星と惑星

一等星と六等星とそれ以下と

流れ星もある

 

☆は流れ星に生まれてあっという間に消えれば良かったんじゃない?

そうすればみんなうまくいったかも知れない

私のすぐ後に生まれるはずだった「人」も流されずに住んだろうに

 

私☆と弟の間に流された命があった

なんでそんなことになったかというと

「☆に手がかかったからムリだった」

そうだ

下ろせるぎりぎりまで考えて流したそうだ

 

知ったのは二十代だけどねぇ

母は話題にのって話していた

☆も普通に聞いていた

 

でもねぇ

いいのか?

☆がいるのに

成人とはいえ少々は気になる

大いに気になる

生まれを恨む

流れた命に謝罪する

よね

 

両親の思いはもしかして

あっちだったら良かった

だったら

☆は何を思えばいいのだろうか

何を背負って生きればいいのか

 

後悔って

☆がするものじゃないだろう

両親だってしても始まらないし

 

☆はくず星だよなぁ

流れ星になれば良かった

一瞬光って人の願いをいっぱい聞いて

 

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