サボりの指導 1 あなたはお客さん 

3年生 新しい担任

 

小学校入学時の担任は視力が落ちたから(緑内障)とやめてしまった。

通常1=3年・4~6年は同じ担任なはずが3年は別な担任がやってきた。

 

この担任(熊谷先生=男)最初の挨拶で言ってくれた

「星さんはお客さんなので授業は来なくていいですよ」給食から来てね」

「目の悪い人は音楽は良くできるから音楽のある日=週二回=は朝から来るように」

クラスの皆さんも☆さんがいなくても気にしないように」

 

星は学校のお客さんなんだ

って、なぜに☆はすんなり理解するのか

未だ(72才)に理解不能であるが、そのときは学校に来なくていい、毎日遊べる、とそりゃ、喜んだ。

担任は個別に呼び出して

給食には必ず来ること

朝はランドセルを背負って今まで通り家を出ること

親には内緒にすること

音楽はきっちり勉強すること

などなど注意は怠らない。

この時点で☆をバカだとは思っていないのだろう ただ、☆がいては面倒なのだ

星、小学3年生8才で新世界「自由」を取得?した

ってか この担任なに考えてんだろう

幼稚園の担任も最悪だったけど

この熊谷先生もド外れ相当だ 

ただ、☆の行動力はこの時期に育っている。後々盲学校に入ったときにこの時期が有益だったと知った。

熊谷先生は学校教員としては評価ゼロでも☆との出会いに関しては良かったと思う。

盲ちょっと普通の勉強も教えてくれれば良かったのに。3年生の漢字とか算数とかスポッと抜けたから あとで大変だった。 

 

この担任は音楽専門で なぜか音楽は厳しかった

鍵盤ハーモニカも普通のハーモニカも

クラスの模範演奏をさせるなど評価してくれたし 楽器の扱い方も丁寧に教えてくれた。

そして うっかり音楽もサボるとすごく怒られた。

ただ、授業に出ないから一般教科丸抜け、通信簿は最初から予定していたのか音楽5 その他1 と言う具合。

担任は通信簿に1をつける生徒を明確に確保するらしいと後で知った

星は丁度良い存在だった

下手に良い成績を取ると「1」がいなくなる %で5段階評価とは「1」の確保が大変らしい

だから授業を受けさせない

 

 

先生!それ、ダメだから  

なんて今更だ

 

うん 当時は気にせず おおらかだったなぁ

 

父の「☆=盲目=はバカ」という思いが照明されたに違いない。

これは大いなるマイナスかな

 

星は一年間 療養中で家にいる父にバレることなくサボり続けた

 

母はうすうす感づいていたらしいが中学の教師で日中のことは父に任せているから口出しできない。

「☆、学校にちゃんと行っているの」と聞いてくれれば ☆は正直&悪いと思ってないから答えたに違いないが

そういう聞き方はしなかった。

故に ☆は自由を満喫し、とっても賢くなったのだ

 

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