幼稚園 7 約束は嘘つきの始まり

大人はずるい
「約束」というモノをきっちり教えておきながら
「約束」をタテにおどす
理不尽な約束は「うそつき」の原点だ
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幼稚園は世間を知らない純粋な心にはちょっと刺激がありすぎた

直接のきっかけは全く記憶にない
七夕は行ったのだから
夏休みが終わってから行かなくなったのではないだろうか
いつしか幼稚園には行かなくなっていた
まぁ 自然の成り行きというもので
わざわざみじめになるような環境に行きたいわけがない

幼稚園の担任は 一人でも生徒が減っては困のか
毎月「キンダーブック」をもって集金にやってくる
母がやめます というと父を呼び出し
やめないように交渉する
父はそのうち面倒になったのか、
家にいられては困るからやめさせたくないのか
子どもの知るところではない

毎月バカ高の「キンダーブック」が届く

しょっちゅう繰り返す やめる やめない も
いいかげん担任だってイヤになったのだろうか

担任は☆と直接話がしたいと言って動かない
当然☆は会いたくないから断る
それでも頑張って帰らない

それを何度も繰り返す


ある日、いつまでも居座る先生にとうとう母が折れた

母;先生が会いたいと言って帰らないから出て行きなさい
☆;会いたくない
母;出て行って自分ではっきり決めなさい
そうしないといつまでも帰らないよ。
母は☆の味方だ、よし。

先生;幼稚園にいらっしゃい
☆;・・・・・
先生;幼稚園はたのしいから
☆;・・・・・
先生;明日来ますね
☆;いかない
先生;どうして、明日は○○があって・・・
☆;いかない
先生;くればたのしいから
☆;もういかない
先生;ね、待っているから 来るって約束して
☆;やだ

行くという約束だけはどうしてもするわけに行かない
それだけははっきり断らないと
「約束したでしょう」と うそつきだといわれる
約束を破ると神様がどうのこうの
神様はいじめることしかしない

軽はずみな約束がどういう結果を生むか
教えたのはあなたでしょう
明日も来る と約束させて
毎日毎朝シールが貼れないと叱る

下校時の約束と 朝のお叱り
約束さえしなければ 行かなくてもよい
約束さえしなければ 叱られることもない

さかなじゃない 餌なんかで釣られるものか
先生とは ぜーったい 約束しない